ネットでの誹謗中傷で弁護士を頼む事態に

殺人事件に関わったとされたある芸人、ネット上では誹謗中傷が書き込まれ続けている状況でした

これはある体験談を読んだ話です。ある殺人事件を世間を騒がせ、殺し方がとても残酷で犯人が複数いたため首謀者以外まだ捕まっていない状態でインターネットの掲示板では連日色々な憶測が飛び交っていました。そんな中、ある芸人の名前がこの事件にかかわっているというのが実しやかに書かれ始めました。
その芸人さんはさほど世間で有名な方ではなかったのですが、ネット上では真意はともかくこの方の誹謗中傷が書き込まれ続けている状況でした。それを発見した芸人さんは気分がいいものではありませんでしたが、人の噂も七十五日だし、自分はテレビにも出たことがあるような人間だからしかたがないかと半ば諦めていたようです。
しかし、世間からその殺人事件が風化しても彼への誹謗中傷は一向に収まることはありませんでした。それどころか、ますますひどくなりとうとう芸人の仕事にまで支障を来たすほどにまでなってきました。

罪の意識がなく匿名で書き込めるのがネットの恐ろしい所

ここにきて初めてこの方は警察に赴きます。しかしながらこの時代、まだこういった匿名で書き込める掲示板を使った誹謗中傷を取り締まる法律がなく、あまり警察の方も真剣に取り合ってくれませんでした。
それから数年、彼はこのことで随分と苦しみ悩まされていました。そしてようやくこういった犯罪に対する法律とそれを取り締まる警察機関が設立され、彼は弁護士と共に書き込みをした人たちとの話し合いの場を持つことができました。書き込みをしていたのは、ただのサラリーマンや主婦といった特にこれといって彼に恨みを持つような人たちでは在りませんでした。むしゃくしゃしたから書き込みをしていたという理由の人がほとんどでした。
確かに日常でイライラすることはありますが、匿名を理由に他人を非難していい訳ではありません。捕まるなんて思ってもいなかった彼らは、捕まったことが理不尽だと感じる人もいたようです。
そこが匿名で書き込めるネットの恐ろしい所です。罪の意識がないんです。パソコンの向こうには生きている人がいると肝に銘じて便利な道具は使わないといけないと思いました。